中森明菜フルタイムコレクション(前編)

ニッポン放送「中森明菜フルタイムコレクション」(1990年8月26日O.A)です。

まずは前編です。

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 う~ん、元気印っでいうのかな?そうでもないですけどね。話していると、聞こえるトーンが昔から変わらないんですよね。まあ、元気に見えるんだったら、多分歌のせいだと思います。でも、今一番照れてますけど……。「DearFriend」は、やっぱりチョット照れます。レコーディングの時は全然何のそのだったんですけど。もとから好きですし、ファンの子だったら、私がブリブリ大好きだって知っているんですけどね。

 すごくねえ、「わ~っ、嬉しいな、こんな歌、私25才になって初めで歌えるのね」って喜んでたんですけど、いざTVに出て歌うとなると、どうしでいいかわかんなくて、すごーい照れますね。

 久しぶりって結構、あんまりこんなの言うと変な奴と思われるかもしれないですけど、そんなに変わらないんですよ。私の中では、全然、久しぶりだとか何だとかっていうのは変わらないですね。
コンサートツアーを終えて、久しぶりにTVに出たぐらいの緊張度っていうかんじかな。いつも緊張するんですけど、ちょっと久しぶりに出ると、それに輪をかけたように緊張するんですよね。コンサートを終えて、その後久しぶりに新曲を出してTVで歌うって言うときは、「あっ、ステージと違うな、真前にカメラが来るってこんなに緊張するもんかな」っていつも思うんですけど……。結構そのくらいですね。

 だから、緊張も昔から同じで、手が震えたりとかするけど、だだそれは、まるっきりタレントさん・中森明菜において、全然自分から見たら、しらけた奴だなって思うんですよね。もっとみんなに「復帰だ何だ」って言われてるんだったら、こう、愛らしくね「久しぶり、何か信じられないです。」という感じになれぱいいんですけど……。結構冷ややかに言ったら、いつものように緊張している自分がいて、TVから一歩さがると、私本当に普通の子と変わらないですから…。普通の子と変わんないって言い方もおかしいですけど、普通の人間ですからね。ただ恵まれて、歌手として、今みんなに見てもらえる前に出てきただけのことですから、本当に普通なんですよ。でね、「おかしいね、私がTVに映ってるの。」って感じですけどね。で、何て言うのかな?例えば、自分で鏡を見る時、右手で髪の毛をかき上げた時におかしいでしょ。鏡見て、こっちやりたい時に違うでしょ。そういうパターンじゃないですか、TVも…。「あっ、今髪の毛いじったのが映るのね」当り前なんですけど、そういうのに結構、「あーっ、やっぱりTVに出るのはすごい事なんだな」と改めて、歌手・中森明菜をおいてすごいんだなって……。

 だから何て言うのかな?スター誕生を受けて、今日子ちゃんや私を見ていて、“今日子ちゃんと一緒のTVに出てる。あーっ、私が今日子ちゃんと一緒に並んで映ってる”とか、ベストテンで聖子さんと並んで映ったときに、“あーっ、聖子さんが隣にいる、映ってる、映ってる、私が隣で映ってる”とか思って、それがね~、結構そういう気持ちがありましたね。

 だから、緊張とかと別に、私がすごい人達と一緒に映ってるのを見て、“こんな箱の中に私がいるのに、全国の何万人何千人のたくさんの人が、TVを通して見ているんだなぁ”って思うと、“あっ、頑張んなきゃいけないな”って思うのと、それがポーンと飛んで中森明菜というタレントさんにその気持ちがいくと、輪をかけて、又緊張するんですよね。一つ指をパッとかき上げても、それをみんな見ているんだぞって言うのはありましたね。

 楽しそうに休日を楽しんでると書かれたけども、もう嫌でも陽の下にいれられて、コロコロ転がって、“まだダメかな~ダメかな~”って思ってましたよ。結構しんどかったですね。「どうしてました?」って聞かれると、「そうですねぇ、大変でした」って言うくらいしかないですけど…。私がつらいのは、外に出れなかったことだけでしたね。7ヶ月くらいまるまる部屋の中にいました。で、7ヶ月めにやっと外に出たのも夜。本当に全然一歩も外に出れなくて大変でしたね。本当にもうね、言葉では言えないですね。頭がおかしくなる寸前でしたね。だって、もうカーテンも開けられなければ、外を見ることが出来なかったから、とにかく部屋の中で、マネージャーさんたちにご飯とか料理の本とが買ってきてもらって、料理を作ったりとか、あと、ゲームボーイしてたりとか……。TVは詳しいです。いつ何時に何をやってたとか、自分が出てた朝の番組とかお昼の番組とかすべて見てたし…。たくさんありましたね。温泉行っているとか、よく、あの運転手さんが明菜ちゃんを乗せましたとか……。私もそれ見てましたけど、変わった人だなと思いましたね。おばさんが、「明菜さんはあんまりちょっと元気がなくてね~、何が召しあがりますかって言ったら、お刺身が食ぺたいとおっしゃるもんですから新鮮な取りたてのお刺身をお持ちしたんですよ」って言ってたの。お持ちしていただきたいもんですよね。“私は誰でしょうね”って思いましたけどね。昔からそう思ってましたけど、前から、もうデビュー当時からムチャクチャに書かれてましたから…。あまりこういう話をすると、シリアスになってきちゃうからあれですけどね。

 何もないですよ。本当にここぞ地獄ですよ。入ってみればわかると思いますよ。もう、この部屋に7ヶ月ですよ。陽も何もあたらないもうこのまま。外が晴れなんだか、何なんだか、天気予報見て、「あ~、晴れてるんだなあ」って…。TVで外とか映すと、「あ~、今こういう時季なんだなあ。桜が咲いているんだ。」っでいう感じだったから、「今年は早くに桜が咲いたんだなあ。」とか感じて……。もう何もわからないし、TVだけですから、外の事知るのは…。寂しいは全部に値しますけど、街を歩いていてファンの人が(ファンの人っていうか、そいいうと今こうやって聞いてる本当のファンの人が怒っちゃうけど)あんまりちゃんと考えてくれない子がわざと「明菜ちゃ~ん」って大きい声で言ったりとか、街を歩いていて、「中森明菜がここにいるぞ」ってわざと言ったりとかすると寂しい人だなと思うし、後は、やっぱりマスコミが嘘書いても、寂しいなって…。同じ人間なのに、どうして心をわからない人がいるんだろうなと思うと寂しいし、寂しいと思うことも結構たくさんありますよ。

 どうして、人間としてあたりまえの事なのに解らないんだろうなと思うことって本当に多いでしょ。特に、最近若い子も多いしね。だから、そういうの思ってると、どうしてかなぁって…。常識って、ほとんど小さい頃に身につけるものだから。人に優しくするとか、いけないことはいけないとか、怒られることは怒られる、ほめられることはほめられる、悪いことしたら謝る、物もらったらありがとう、ぶつかったらごめんなさいっていうのは、小さい頃に身につけるものでしょ。それが大きく成って、社会に出て、仕事とかして、そういう常識をこういうのはしてはいけないとか、こういうのはしても良いんじゃないかとか、そういうのがだんだん段階をふんで大人の形になっていくだけのことであるから…。だから、そういうことをわからない人を見ると、やっぱり、小さい頃から人の物を壊しても謝まることができなかった子なのかなって思うからね。だから、そういうのは、やっぱり一番悲しいですからね。

(後編につづく)



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